こんにちは!
フィットネスコーディネーターの吉福教子です。
山口県内でピラティス・ヨガスタジオ「E-Style Fit」「E-Style Fit YUU」を開設しています。
フィットネス指導歴なんと38年!
これまで延べ30万人以上の方々に、運動やダイエットの指導をしてきました。
このブログでは、なんとなく老化を感じ始める40代からの人生を、もっと軽やかに過ごせる
【若返り習慣】をお届けしています。
腸内環境が乱れると、将来の病気のリスクを高めているかもしれない?
知らずに食べてるその食事、あなたの大切な腸に負担をかけていませんか?
乱れてしまった腸内環境はどうしたらよいのでしょう。
今回のブログでは、乱れてしまった腸内環境を立て直すにはどうしたらよいか?
ここに希望を与えてくれるのが最新の研究なんです!
スタンフォード大学の研究チームが行ったある実験では、36人の健康な大人を対象に、
【発酵食品を増やすグループ】
と
【食物繊維を増やすグループ】
に分けて、合計13週間にわたって食事を変えてもらいました。


結果として、発酵食品をしっかり摂ったグループでは、腸内環境の多様性がぐんと増えていたのです。
しかも驚くべきことに炎症を示す血液中のマーカーも明らかに減少したのです。
この研究結果を知らずに放置すると、腸内の多様性を失い免疫の働きが鈍り病気にかかりやすくなります。
つまり発酵食品を取り入れただけで、体の内側の炎症が穏やかになり腸内環境が活性化したということ!
この研究では、不思議なことがわかりました。
発酵食品にふくまれる菌が、そのまま腸に届いたというよりはもともと腸内に存在していた菌たちが元気になって活性化した、ということなんです。
例えるなら、ずっと静かに眠っていた優秀な社員たちがやっと出番だ!と目を覚まし一斉に働き始めた。
発酵食品って、言わば腸内細菌の応援団みたいな存在なんです!
自分たちが働くというよりも眠っていた味方のエールを送り全体のバランスを整えてくれる。
この仕組み、すごく興味深くないですか?
なぜなら特別なサプリや薬を使わなくても、発酵食品を食事に取り入れるだけで、体の内側のチームが目覚め、
【炎症】という体の火種を抑えてくれるんです。
逆に発酵食品を全くとらないと、数年後に大きな病気となって現れるかもしれません。
一方で、食物繊維を多く摂ったグループはどうだったかというと、腸内の多様性には目立った変化が見られませんでした。
これは意外な結果です。
しかしよくよく見てみると、細菌たちが使う分解酵素の数はしっかり増えていたんです。
つまり腸内細菌が食物繊維をうまく活用できるように準備し始めた、という兆候は見られたんです。
ただし研究期間中に繊維を分解できず、便の中に消化しきれないものが残っていた日とも多かったんです。
つまり食物繊維を摂っているつもりでも腸が活用できなければ老化のスピードを止められないリスクがあるんです。
これは現代人の腸内環境が長年の食生活で、食物繊維の扱うに慣れていないという証拠でもあります。

逆に言えば、発酵食品は短期間でもその結果をもたらせる力がある!というのがこの研究の希望なんです!
それでは、発酵食品って実際にどんなものが効果的なんでしょうか?
気になりますよね!
研究で使われたのは、私たちの食卓に馴染みのある身近な食品ばかりなんです。
ヨーグルト・キムチ・ぬか漬け・味噌・納豆・発酵茶など
これらの食品は昔から「体によい」とされてきましたよね。

でも今回の研究がすごいのは、それがただの言い伝えではなく実際に免疫の炎症マーカーを減らし腸内細菌の多様性を上げる効果がある…ということが科学的に示された、という点なんです。
これらの食品を避ける生活を続けていると腸内の防御機能が弱まり、感染症やアレルギーが増える恐れがあります。
研究では、発酵食品の摂取回数が多いほど腸内細菌の多様性が高まる傾向にあったことも報告されています。
つまり続ければ続けるほど腸内環境はどんどん良い方向に動いていく!ということです。
こういった腸内の菌たちは私たちのストレスへの反応やホルモンバランスにも影響しているとも言われています。
・最近イライラしやすい
・寝つきが悪い
そんな人は腸内細菌がSOSを出しているサインかもしれません。
つまり、あなたが感じている、その“なんとなくの不調”
もしかしたら腸内細菌からのメッセージなのかもしれませんね。
次回のブログでは、私たちの毎日に発酵食品をどのように取り入れていけばよいのか、すぐに実践できる具体的な方法をご紹介します!
楽しみにお待ちくださいね!
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